こんな方は受診してください

「骨粗しょう症」とは、骨密度が低下して骨がスカスカになり、骨折を起こしやすくなる病気です。
骨粗しょう症の原因には、加齢、生活習慣(運動不足、食生活など)、喫煙、閉経後のホルモンバランスの変化、関節リウマチやステロイド薬の使用などがあります。特に加齢による骨密度(骨量)の低下は、程度の差はありますが、誰にでも起こりえます。

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骨粗しょう症

よくある症例

骨粗鬆症になっても、痛みはないのが普通です。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などです。

骨折が生じると、その部分が痛くなり動けなくなります。また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身長が縮んだりします。

治療法

薬物による治療

従来から、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの骨の栄養素や、骨が壊されることを抑制する薬剤が治療に多く使われています。最近は骨形成を促進する副甲状腺ホルモン薬も使用されるようになり、患者さんの骨の状態によって最適な薬剤を選ぶことができるようになってきています。

骨粗しょう症による骨折を防止するためには、治療を継続することが重要です。

運動による治療

運動することにより筋力が増強し、さらにバランス感覚が良くなり、転倒しにくくなることが期待されます。

食事による治療

カルシウムは骨を構成する重要な成分の一つで、カルシウムを吸収するためにはビタミンDが必要です。さらに、骨にかかわる成分としては、ビタミンKやタンパク質なども必要です。したがって、カルシウムだけではなくバランスのとれた栄養を摂取することが大切です。

骨密度測定器 DCS900FX

「DCS-900FX」、X線骨密度測定装置(二重エネルギー骨X線吸収測定一体型装置)です。超高齢化社会を迎えつつある今、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策に取り組む動きが広がり、骨粗鬆症の検査が重要視されています。

DCS-900FXは、骨密度測定装置を用いた骨粗鬆症診断において、検査者だけでなく被検者の快適性を重視し、さらに高画質テクノロジーを兼ね備えた装置として開発されました。多様なニーズに適応する、高い汎用性を持ったX線骨密度測定装置です。

当院では、このX線骨密度測定装置を使用して骨密度を正確に診断しています。

製品の特長

省スペース設計が実現する快適性

設置面積0.72m2というコンパクト設計が、用途に応じた移動や最小限のスペースでの設置を容易にします。またワンタッチで装置ヘッドを開閉する事(ワンタッチオープン機構)により被検者が乗降しやすいよう設計しました。また、位置決めを容易にするガイドライン方式や測定中ガイドカラー表示を採用し、被検者だけでなく検査者の負担も軽減します。

多様なニーズに適応する汎用性

DCS-900FXは、骨密度測定で重要視される腰椎・大腿骨・前腕測定に対応しています。また、装置の設置高さが調節可能なのでX線撮影装置や市販品の撮影台との組合せができ、限られた空間への設置と多様な組み合わせを可能にします。

高画質テクノロジーと快適なアプリケーション

コンパクトで高出力のX線発生装置と独自のワンパススキャン機能により、高速スキャンと信頼性の高い測定値取得を実現。
腰椎測定:約40秒、大腿骨測定:約20秒という短時間測定により、被検者への負担も軽減する事ができます。
また、独自のBMスタビライザー(骨塩量安定機構)により、高次元での精度管理も可能にしました。コンペアモード(前回の解析画像比較モード)やメタルリムーブ機能(大腿骨人工骨頭除去機能)等、多彩なアプリケーションを有し、DICOM通信機能も搭載、MWMやMPPSもサポートしています。